お知らせ情報
「第19回先端技術発表会」を開催しました
第19回先端技術発表会を下記の要領で開催。
今回は、正会員の潟Tサクラにお願いし、テクノプラザ(多目的研修室)の紹介と先端技術について発表していただきました。
最近のキ−ワ−ドは、循環型社会(リサイクル)推進、二酸化炭素排出削減 及び省エネルギ−に集約されます。他方、地下水や土壌汚染、アスベスト問題、不法投棄事件など環境を巡る様々な問題が多発する一方で、これら対策技術の担い手であったプラントメ−カの談合事件を契機に、これまでの日本式の発注・受注・建設の仕組みが大きく変わるように思います。つまり、今後の各種施設は、建設費及び維持管理費などを総合的に評価・担保した受注競争が一般化するものと思料され、ますます技術力と経済性が追求されることになりそうです。
今回の先端技術発表会では、これまでの流れを重視して基調講演は、土壌汚染事業の現状と今後について取り上げ、会員の皆様には、環境問題題は多岐にわたる広い知識を必要とすることから廃棄物、リサイクル、地質・地盤、水処理、分析などの環境に関する巾広い分野における先端技術の紹介をお願いした。
日 時:2006年6月7日(水)9:30〜17:00
会 場:(株)ササクラ 研究棟(大阪市西淀川区竹島)
定 員;会場の都合により50名
プログラム
★9:30〜11:00 基調講演 「土壌汚染対策の現状と今後の動向について」
和歌山大学教授 平田 建正
土壌汚染対策法が2003年2月に施行され、土壌地下水汚染対策は新たな段階を迎えている。汚染浄化技術に加えて,過度な経費負担とならない健康リスク低減措置も対策として認められたからである。こうした中,汚染現場に適用されてきた技術を概観し,その変遷を明らかにしつつ,低コスト低負荷技術の要件と対策のあり方を紹介する。
★11:10〜12:00 視察:(株)ササクラ(海水淡水化技術、脱塩技術、伝熱技術、音響制御技術などで有名)
<12:00〜13:00 昼食>
★先端技術発表
@13:00〜13:30 「廃棄物埋立処分場跡地利用のための環境汚染対策事例〜現状とこれから〜」 中央開発(株) 石川 浩次
廃棄物処分場跡地に、住宅建設や高速道路建設などの跡地利用のための環境保全対策の必要が生じた。環境保全対策の内、最も重要なものは処分場跡地に発生するガス抜き対策工法の実施である。これらの対策事例の現状を通して、土壌汚染対策法施行令との関連を見た上での廃棄物処分場跡地利用のこれからについて述べる。
A16:00〜16:20「埋立処分場浸出水処理における真空蒸発法の適用事例〜運転管理状況の紹介〜」 〈株〉ササクラ 石田 和彦
最近の焼却残渣を主体とした最終処分場の浸出水は、有機物濃度が低い無機物イオン濃度が高いため物理化学的処理が適当である。今回は、葛椏s環境保全公社/瑞穂環境保全センター廃棄物管理型処分場において浸出水凝集沈殿処理後に追加した物理化学的処理を主体とした高度処理設備(ナノろ過(NF)膜処理装置、逆浸透(RO)膜処理装置、汚泥濃縮装置、汚泥乾燥装置)の運転状況と処理実績を報告する。
B14:00〜14:30「八丈島における"しんのうやし"及び伐採木からの活性炭の製造」
〜経済産業省・地域新生コンソーシアム研究開発事業〜
極東開発工業(株) 倉垣 純二
八丈島では「しんのうやし」の栽培が農業の主要な産業であり、花卉園芸として「葉」を利用し、老木になると幹は処理されている。廃木材を炭化する方法は多く検討されているが、未だに市販活性炭に対応できる製品、及び製造システムは確立していない。これら「しんのうやし」および伐採木を原材料として、活性炭を製造する方法について報告する。
C14:30〜15:00「JFE炭化炉による廃木材からの高品位炭製造とその利用技術」
(株)日本リサイクルマネジメント倉敷事業所 福井 雅康
鞄本リサイクルマネジメント倉敷事業所では、廃木材(建設廃材、木工屑などの産業廃棄物、廃パレット、梱包材、剪定屑などの一般廃棄物)をJFE式炭化炉(内燃式高温連続炭化炉)により炭化処理して高品位の炭化物を製造している。この炭化物は高付加価値の炭二次製品(料理用成型炭、水質浄化剤、土壌改良材など)の原料となる。本会では廃木材からの高品位炭化物製造とその利用について紹介する。
<15:00〜15:20 コーヒーブレイク>
D15:20〜16:00「プラズマ合成法による酸化チタンナノ粒子の特性とその利用性について」〜紫外線・可視光並びに有害化学物質の防御性について〜
(有)アイエスアイ 竹田 篤
プラズマ粒子合成技術を上智大学と共同開発してきた。その結果全く新しい紫外線・可視光線の遮蔽イオンドープ酸化チタンナノ粒子が創製された。
この粒子は活性酸素を発生させずに200〜600nmの光を散乱反射するだけでなく、水などの溶媒に対しても優れた分散特性を持ち、安全な化粧品として実用化している。また、油性物質の吸着性が強く、環境ホルモンなどの化学物質をトラップする特性を有している。
光及び有害化学物質の遮断特性から健康ならびに環境保全への適用性について紹介する。
E13:30〜14:00「林地残材の効率的な収集方法の一つとして枝条・梢端部の圧縮結束装置の開発」 中外テクノス(株) 宅和 正彦
現在、未利用の林地残材を効率的かつ経済的に搬出し、新エネルギーとして利用するために、木材生産作業の中で圧縮結束・丸太状に成形する装置を試作した。試作機を木材生産システムに組み込み、機械の作業能力及び適応性について現地試験にて検証したので、その内容について報告する。
F16:20〜16:40 「ごみ焼却、RDF化及び炭化処理時の二酸化炭素発生量の比較」
環境計画センタ− 鍵谷 司
平成17年2月に京都議定書の発効に伴ってCO2削減が国家的な課題になっている。平成15年度のわが国のCO2発生量は約13億4千万トンであり、数年以内に約11億6300万トンに削減しなければならない。このうち、廃棄物関係の排出量はおおよそ2%に相当する約2400万トンと推計されている。ここでは、ごみ処理時におけるCO2発生量について試算し、その問題点などについて報告する。
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