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RDFセミナーについて

RDF貯留時の発熱に関するコメント

平成15年9月5日の環境計画センターRDF特別研究部会を開催し、RDF専門家や連転管理に携わる関係者が約40名でRDF貯蔵時における発熱原因について実務経験に基づいた意見やさまざま何観点からコリーデスカションを熱心に行いました。その結果について簡単にまとめます。
○消石灰が添加された固形化したRDFを水に浸漬しても腐敗はするが、発酵などは起こらない。
NHKが放映したRDFからメタン発酵の実態はどのような条件なのか不可解。
たぷん、石灰が混入されていないくあるいは落下した)、十分に乾燥されていない(菌類が滅菌されない状態)、水分率の高い、フラフあるいは粉状のRDFであれば発酵の可能性がある。
一般にこのような状態のものはRDFとはいわない。
したがって、このような不良品のデー別まないのではないか。
○発熱原因として
@発酵熱があげられている。
 数十度で微生物は死滅し(100度以上で生きている菌もあるらしいが、増殖などの活動ができることが条件になるはず)、水分が蒸発するので、栄養が補給できず、発酵は停止する。
たとえ、発酵で100度程度になったとしても、蒸し焼き状態でガスが発生するためには300度以上の高塩が必要であり、その後の昇温をどのように説明するかが課題。なお、発酵であれば、メタンなどが主成分であり、蒸し焼きであれば一酸化炭素が主成分になるはずであり、サイロ内のガス成分を分析していれば、より正確なメカニズムの推論ができたであろう。
A消石灰が生石灰に変化し、消火活動の水分による発熱で高温化
 100℃程度から消石灰が生石灰に変化し、580℃で確実に生石灰が生成する。これに水と接触すると1モル(74グラム)あたり15Kcalの発熱する。
放熱がなければかなりの高温になる。部分的に発熱に寄与すると考えられるが、主たる原因とは考えにくい。経験によると消石灰添加で、加熱しなくても発熱によりポヤの起こった事例が多々あるとのこと。
B火種の混入による発熱
 RDF製造時においては、乾燥工程く300〜600度)で乾燥するので、固化した火種が成型工程へ送られることがある。
また、成型時には金属のローラー、ダイスなどで摩擦するので、熱で発火することは珍しくない。とくに、成型機が冷えている場合には、発火し易いとのこと。参加したほとんどの方が火種説であった。
なお、このような現象は常時起こることではないので、これを証明することは難しい。
Eその他の可能性について
○貯蔵槽においてRDFを積み重ねることにより、その荷重により固形物が崩壊し、そのときの摩擦熱あるいは静電気の発生などがあるのではないか。
○貯留槽下部に設置されたRDF搬送設備の駆動部において発熱する可能性はないか。
○RDFに混入した鉄やアルミが自然発火した可能性はないか。
さまざまな視点から意見がだされた。今後、RDF貯留層の安全対策を講じる上でも原因究明は不可欠であり、究明が間違うと対策が間違うことになるので、今後とも資料を収集し、意見交換をするとした。
なお、あわせてRDF製造時および貯留層における対策案についても意見交換した。(資料別途)
平成15年10月17日(金)に第二回RDF特別研究部会を開催します。
これまでの新聞記事、たぶん10月9日にNHKウローズアップ現代で事故を取り上げると聞いていますので、そのビデオ紹介、平成15年9月16日に三重県RDF発電所事故調査中間報告書ならびに平成15年9月19日に三重県RDF貯蔵稽事故調査特別委員会説明資料、およぴRDFのJIS化検討委員会で検討した貯留試験結果く細菌数試験、ガス組成試験など)や石灰の性質など関係資料を準備します。(資料配布は会員に限定します)
                        2003年10月6日
                       環境計画センター専任理事
                       技術士(衛生工学・環境・建設部門)
                          鍵谷司



2007年08月04日